- たか
- I
たか【多価】イオン・酸・塩基・アルコールなどの価数が二以上であること。IIたか【多寡】多いことと少ないこと。 多いか少ないか。III
「金額の~を問わない」
たか【高】〔形容詞「高い」の語幹から。 連濁して「だか」とも〕(1)数量。 かず。 かさ。「生産~」「収穫~」
(2)金額。「売上~」「残~」
(3)高くなること。 値段の上がること。⇔ 安「相場は十円~になった」「円~」(4)数量の程度。 また, その程度の限界。 かぎり。「~がこれくらい」
→ 高が(5)土地の生産力の表示単位。 その土地の年貢額で示す貫高・永高などがあったが, 太閤検地以後, 収穫量で示す石高に統一された。(6)最後の成り行き。 結末。「~は死ぬると覚悟しや/浄瑠璃・冥途の飛脚(中)」
(7)名詞や動詞の上に付いて複合語を作り, 高いの意を表す。「~下駄」「~楊枝」「~鳴る」
~が知れている〔「程度がわかっている」の意から〕大したことはない。「この程度の問題なら~」
~を括(クク)・る(1)その程度だろうと安易に予測する。(2)大したことはないと見くびる。 高が知れたことだとあなどる。IVたか【鷹】(1)タカ目タカ科に属する鳥のうち中・小形のものの総称。 大形のものは一般にワシの名がつけられている。 曲がった鋭い嘴(クチバシ)をもち, 脚には強い爪があり, 小形の動物を捕らえる。 オオタカ・ハヤブサ・ハイタカ・ノスリ・トビなど。 オオタカ・ハヤブサは古く鷹狩りに用いられた。 ﹝季﹞冬。 《~一つ見つけてうれし伊良古崎/芭蕉》(2)〔目が鷹の目に似るところから〕能面の一。 怪士(アヤカシ)の一種。 「船弁慶」や「項羽」などの後ジテに使う。(3)近世の下級の街娼。 夜鷹。~は死すとも穂はつまず高潔な人は, どんなに困窮しても道理に合わない金品を得ようとはしない。 鷹は飢えても穂をつまず。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.